Position spoils you
2ページ前で、ポジションが人を造るということを言いました。でもそれだけではありません。
- 同じようにポジションは人を勘違いさせるものでもあります。外資でも日本企業でも見かけます。
- 典型的な例を挙げてみましょう。社長室、経営企画室、エグゼクティブの秘書などなどでよ〜く見られるパターンです。
- 例えばあなたが秘書で会社の重役の秘書にアサインされたとしましょう。当然、仕事柄接触する人たちも経営陣であることが多くなります。それらの人たちと会話を持つことも多いでしょう。一般の社員が普段直接お話しすることが無いようなシニアなmanagementも含まれるかもしれません。
- 多くの人がこの辺でとんでもない勘違いを始めます。自分まで偉くなったように知らず知らずに思い始めてしますのです。でも実際にはあなたが偉いわけではありません。そういうポジションにたまたま、就いただけなんです。こう聞けば、当たり前じゃないかという声が聞こえてきそうですが、実際にはこの勘違いはかなりの頻度で起こります。
- そしてそうした意識は言動、態度となって現れ始めます。「私は偉いのよ」というのが[じとじと」とにじみでてしまうのです。そうするといけません。周りの人からはどうしても分かってしまいます。
- 経験上、ロングタームではこれは決して本人のためにならないようです。結局、周りからのサポートが無くなっていくわけですから当然です。ただそういう部署、ポジションについても全然そうならない人も沢山います。その違いは何なのでしょうか?
- 自分の真のRole&Responsibilityがきちんと見えているか、いないかということにも関係しているように思います。
- 誰が偉くて誰がそうでない、という話では無いのだと言うことだと思います。社長室が偉くて現場はそうでは無いと言うことでは無いのです。でも良く気を付けていないと勘違いしがちです。